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Care PhysioPaskal 23

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呼吸理学療法と咳・鼻かぜのケア

咳や鼻かぜのお子さまのための補助的なケアです。あわせて、呼吸理学療法が本当に役立つのはどんなときか、研究が「行うべきでない」と述べているのはどんなときかを、包み隠さずお伝えします。

ケアの位置づけ
医師の代わりではなく、補助
所要時間
30〜45分
必ず最初に
呼吸の評価

呼吸理学療法が本当に役立つとき

呼吸理学療法には、特定の状態の管理において明確な役割があります。痰が濃く自力で出せず、咳が有効でないお子さま。神経筋疾患による呼吸筋の弱さがあるお子さま。一部の慢性肺疾患。そして肺の一部がつぶれている(無気肺)状態などです。こうした場面では、手技が分泌物を太い気道へ移動させ、排出しやすくします。

大切なのは症状ではなく「適応」です。「咳が出ている」ことは適応ではありません。決め手になるのは評価で分かることです。呼吸音、呼吸のパターン、咳の有効性、そして既往歴。だからこそセッションは必ず評価から始まりますし、「今日は何もせずお帰りください」とお伝えして終わることもあります。

そして、研究が「行うべきでない」と述べるとき

ここははっきり書いておきたいところです。急性細気管支炎 — 2歳未満の赤ちゃんに非常に多い細い気道の感染で、たいていは鼻かぜから始まり、ゼーゼーした呼吸へ進みます — について、コクランのレビューは呼吸理学療法に有益性はないと結論づけています。

従来法と強制呼気手技は、重症度の軽減、呼吸指標の改善、入院期間の短縮、酸素必要量の低減のいずれも示されていません。受動的なゆっくりした呼気手技については、同じレビューが中等症の細気管支炎の乳児で重症度を改善する可能性に触れています。ただし確実性の低いエビデンスであり、ルーチン化の根拠にはなりません。重症の細気管支炎の乳児に対する強制呼気手技については、有益性がないだけでなく重篤な有害事象が起こりうることが、質の高いエビデンスとして示されています。したがって現在の診療ガイドラインは、ルーチンでの使用を推奨していません。

つまり、こういうことです。急性細気管支炎のお子さまがお越しになった場合、当院は呼吸理学療法を行いません。呼吸の状態を評価し、ご家庭で注意すべきサインをお伝えし、快適さと水分補給を支え、医師の受診をご案内します。それが正しい答えだからです。当院にとって利益になる答えではなくても。

ふつうの咳・鼻かぜに対して行うこと

子どもの咳や鼻かぜの多くは自然によくなり、本当に助けになるのは単純なことです。私たちはそれを正しく行うお手伝いをします。少し上体を起こした寝かせ方や抱き方、生理食塩水と安全な鼻吸い器を使った鼻水のとり方、水分をとり続けること、そして「この咳はもう十分に役目を果たしているから邪魔しなくてよい」と判断できるようになることです。

当院の赤外線(IRR)は、胸や背中へのやさしい温熱として働きます。その効果は快適さ — 温かく、力が抜け、お子さまが落ち着くこと — であって、感染症の治療ではありません。距離と時間を測って用い、傷のある皮膚には当てず、「熱すぎる」と言えない月齢のお子さまには使わず、必ず付き添った状態で行います。

軽いリラクゼーションマッサージでセッションを締めくくることがよくあります。理由は正直なところこうです。つらい思いをしているお子さまが落ち着き、不安な保護者に「できること」が生まれるからです。それは役に立ちます。ただ、治療ではありません。

よくあるご質問

子どもが痰のからむ咳をしています。背中を叩いて出したほうがよいのでは。

すべてのお子さまに当てはまるわけではありません。胸を叩く手技(タッピング)には特定の適応があり、ふつうの気道感染や急性細気管支炎では有益性が示されていません。健康で力強く咳ができるお子さまは、誰の手よりもはるかに効果的な排出の仕組みをすでに持っています。私たちはまず、その咳が有効かどうかを確かめてから判断します。

では、なぜこのサービスを提供しているのですか。

本当に必要なお子さまがいるからです。神経筋疾患のあるお子さま、慢性の肺疾患のあるお子さま、咳が有効でないお子さま。そうしたお子さまにとって、この手技には意味があります。私たちが避けたいのは、咳をしているすべてのお子さまに一律に行うことです。セッション冒頭の評価は、まさにその二つを見分けるためにあります。

赤外線は赤ちゃんに安全ですか。

適切な距離と時間、そして付き添いのもとでは、赤外線は表面をやさしく温めるものです。リスクは過熱であり、そのリスクが最も高いのは「熱い」と言えないお子さまです。ですから、ライトの下にお子さまをひとりにすることはなく、傷のある皮膚や日焼け直後の皮膚には使わず、心地よい温かさを超えて赤くなった時点で中止します。

参考文献

このページの数値や推奨は以下の情報源に基づいています。リンク先は外部サイトです。

  1. Roqué-Figuls et al. — Chest physiotherapy for acute bronchiolitis in paediatric patients 0–24 months, Cochrane (2023)
  2. NIHR Evidence — Chest physiotherapy for acute bronchiolitis is ineffective and may be harmful

このページは情報提供を目的としたもので、医師の診察に代わるものではありません。お子さまの体調がすぐれないとき、何か気になることがあるときは、まず受診してください。