- 多く現れる時期
- 思春期の成長期
- 判断の基準
- コブ角と残りの成長
- 装具・手術の判断
- 医師の領域
家庭で気づく方法
最も簡単なのは、両腕を垂らし膝を伸ばしたままお子さまに前屈してもらい、後ろから目の高さで背中を見る方法です。探すのは背骨の曲がりではなく、片側の背中がもう一方より盛り上がっていないかです。
立った状態で見える他のサイン:片方の肩が高い、片方の肩甲骨が目立つ、脇と腰の間のすき間が左右で違う、体が少し片側に傾いて見える。
最も多い思春期の側弯症は、たいてい痛みがありません。だからこそ、水泳のとき、写真のとき、服の裾が左右でそろわないときなど、偶然見つかることが多いのです。目立つ痛みがある場合は、側弯症のせいと片づけるのではなく、より丁寧に調べる理由になります。
治療方針を決める数値
曲がりの大きさはレントゲンからコブ角として測られ、その数値が次の一手を決めます。米国家庭医学会(AAFP)の指針は、おおむね次のように分けています。10〜19度は経過観察、20〜29度は装具の検討、30〜39度は装具および/または運動療法、40度以上は手術の検討のため紹介。SOSORTは表を用いず、成長期には25度を超えたら装具を、30度を超えると成人期に進行する危険が高まる、という考え方です。数値は指針によって異なります。決めるのは、お子さまを診察する脊椎の専門医です。
同じくらい重要なのが残りの成長量です。まだ何年も成長する子どもの25度と、成長が終わった思春期の25度は同じ状況ではありません。だからこそ定期的な経過観察が大切で、再撮影は医師が計画するものであって、毎月お願いするものではありません。
成長終了時に30度未満であれば、成人期に悪化する可能性は小さくなります。この数値が結果の目安としてよく使われるのはそのためです。装具の臨床試験自体は、50度未満というより緩い基準を用いています。装具や手術の判断は医師の領域であり、それに代わる運動プログラムは存在しません。
運動療法の役割と限界
側弯症特異的運動は、一般的な体操ではありません。姿勢の自覚、へこんでいる側(凹側)へ空気を送り込む呼吸、そして日常動作に持ち込む能動的な矯正を訓練します。
エビデンスは確かにありますが、そのまま読む必要があります。装具と併用して行うシュロス法の小規模・非ランダム化研究では、運動群で17%が改善し21%が悪化したのに対し、比較群では改善4%、悪化50%でした。最も際立つのは、きちんと続けられたかどうかです。指示どおり実施した群では31%が改善し、残りは安定 — 悪化はゼロ。実施しなかった群では改善ゼロ、悪化46%でした。
率直な結論:運動には役割があります。主に装具との併用として、そして実際に続けた場合に限って。側弯症を「なくす」ものではなく、装具が必要な角度で装具の代わりにはならず、手術の適応がある場合に手術を不要にするものでもありません。私たちは主治医と協働するのであって、その代わりを務めるのではありません。
よくあるご質問
運動で子どもの背骨をまっすぐにできますか。
できませんし、そう約束する人がいれば、それはエビデンスの裏づけを超えた話です。現実的なのは、成長期を通じて曲がりが増えないようにすること、バランスと持久力を高めること、装具を使う場合はそれを続けやすくすることです。研究で最も多い結果は「安定」であり、成長途中の子どもにとって安定は良い結果です。
子どもはすでに装具を着けています。運動療法も必要ですか。
まさにそこが最もエビデンスの強い部分です。このページで引用した研究は、装具と併用したシュロス法を、装具のみの場合と比較しており、運動を加えた群では悪化がはるかに少なくなりました。長い装具装着期間を通じて筋力と可動性を保つのにも役立ちます。決め手は、実際に続けられるかどうかです。実行されないプログラムは、何の結果ももたらしません。
大人になってから側弯症が分かりました。今からでも意味はありますか。
目標は変わりますが、意味はあります。成長が終わった大人では、焦点は角度を変えることではなく、痛みがあればその管理、筋力と持久力の維持、そしてやりたいことを続けられる状態を保つことです。軽度の側弯症の大人の多くは目立った症状なく過ごしています。来院される方はたいてい痛みや疲れやすさが理由で、どちらも取り組めるものです。
参考文献
このページの数値や推奨は以下の情報源に基づいています。リンク先は外部サイトです。
- Adolescent Idiopathic Scoliosis: Common Questions and Answers — American Family Physician
- Effectiveness of Schroth exercises during bracing in adolescent idiopathic scoliosis — SOSORT 2017 Award winner
このページは情報提供を目的としたもので、医師の診察に代わるものではありません。お子さまの体調がすぐれないとき、何か気になることがあるときは、まず受診してください。